実践型人材養成システム

実践型人材養成システムとは、
現場の中核となる実践的な技能を備えた職業人を育成するため、
(1)企業が主体となり
(2)新規学校卒業者を主たる対象として
(3)「教育訓練機関における自社ニーズに即した学習」と
   「自らの企業における雇用関係の下での実習(OJT)」と
   を組み合わせて行う。
新たな実践型の教育システムです。

1. 「実践型人材養成システム」を確立!!
2. 千葉県情報サービス産業協会型・実践型人材養成システムとは
3. 完成に向けて
4. H.25年度教育カリキュラム
5. ジョブ・カード(評価シート) (pdfファイル)


平成23年度 実践型人材養成システム OFF-JT実施報告


オリエンテーション
4月4日(月)、4回目となる実践型人材養成システムが、今年は63名の受講生でスタートしました。本研修の実行委員長でCHISAの武次靖雄副会長から「今回の大地震では、日本全体で頑張っていかなければなりません。そのためには、何事も基本を理解することが重要です。今ここにいる皆さんには、まずはこの研修で基本をきちんと身に付けてほしい」、鳥居校長からも「千葉も被災地です。この受講生の中にも色々な思いをしている方もいらっしゃるでしょう。ただ、こうして見ますと皆さんの顔つきが非常に引き締まっていてフレッシュです。この初心を忘れずに、皆さんの力で、この難関を乗り超えられるように力をつけて下さい」と両氏から励ましの言葉を頂きました。講座での様子も順次レポートしていきます!


ビジネスマナー講座
前半は座学で「学生と社会人の違い」や「仕事に対する意識」を学んでもらいます。後半はグループワークになります。基本的なビジネスマナーはもちろんのこと、ビジネスでは上司やお客様とスムーズなコミュニケーションを取ることが重要ですから、わかりやすく明確な表現力ができるように具体的に指導していきます。今年の受講生の皆さんは、まだ少し大人しいところもsありますが、とても素直で感じの良い方が多いですね。さすがに就職難を乗り切ってきただけのことはあります。この講座で基礎を身に付けて、更なる飛躍をしてほしいと思います。


文書作成講座
本講座では、新入社員が配属後すぐに活かせる内容に重点を置きました。ビジネス文書の基本的なマナーから始まって、ビジネス用電子メールや報告書の書き方など、様々な例を出して、具体的に指導しました。また、ビジネスの専門用語を覚えるために新入社員が議事録を取る会社が多いので、疑似体験もしてもらいました。これで初めての大役が回って来ても、緊張することなく望めるでしょう。このように様々なアプローチでビジネス文書の基礎をしっかり叩き込めたと確信しています。また、受講生も非常に熱心でしたので、社に戻ってもスムーズに仕事に入っていけると思います。


プロジェクトマネジメント講座
プロジェクトマネジメントとは、目標達成に向け、予算も含めて納期に間に合うように計画し、管理することで、業務を遂行する上で基本的な方法です。しかし新入社員にとってはプロジェクト自体がわからないので、グループワークにして、その中で役割を決めて話し合い、プレゼンをしてもらっています。特にリーダーとなれば、メンバーを巻き込んで目標を達成させるという計画作成力がつくので、演習ごとに役を換えて、全員がリーダーを体験できるようにしています。そうすれば、この講座の目的であるチームワークの重要性を、全員が学びとれるでしょう。今回の受講生は、全員が活発に動いてくれてテンポがいいですね。すぐに理解して積極的にやってくれるので、非常にやりやすいです。これからが楽しみです。


情報基礎知識講座
普段、私は専門学校でも講義をしていますが、今回の講義では量も多く、スピードも早いです。ただ、受講生の皆さんはメモを取ったり質問もあったり、熱心に聞いてくれています。しっかりやろうという雰囲気がこちらにも伝わってきて、教えがいがありますね。


企業業務・企業会計講座
企業の経営資源、「ひと・もの・かね」が、企業内でどのように運営・管理されているかについて、どの企業にも共通する標準的仕組み(企業業務)、また、「お金」と絡めた仕組み(企業会計)の理解を狙った講座ですね。 言い方を変えると企業人としての一般常識の習得を目指すものです。 会計講座と言うと、簿記講座と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、具体的には、簿記の基本を勉強し、その簿記基本知識をベースに企業業務(ビジネス)と簿記仕訳、コンピュータシステムと簿記仕訳・会計の関係を勉強し、企業の諸業務システムと会計システムの関連が会計の観点からも正確に理解できるSEの育成を目指したものです。 受講者の皆さんは、講師の説明にうなずいたり、質問したり、また相互に教えあったり、と熱心に取り組んでいます。理解度も高いように感じます。講師としても、皆さんの成長を実感しながら楽しく進めています。


問題発見・解決技法講座
この講座には2つの大きな柱があります。ひとつは企業人としてのコミュニケーション力を鍛えることです。聞き方、考え方、話し方、書き方、すべてに通じますが、相手の言いたいことをきちんと把握し、それに対して自分の主張をわかりやすく伝える能力です。もうひとつは、問題をみつけて改善につなげることです。皆さんは与えられた問題の改善はできるのですが、混沌とした状況の中で問題は何かをみつけることのほうが難しいようです。ですので、グループワークで相反する主張に分け、ディベートしています。反対の意見を冷静に聞き、自分の意見は論理的に説明することでコミュニケーション力と問題発見・解決技法の両方を身に付けていけるのです。受講生のみなさんは活発な討論をしてくれていますね。論理的な思考が出来つつあります。

問題発見・解決技法講座
普段は船橋情報の講師をしております。今回、この講座では助手としてお手伝いをさせていただいております。ふだんは船橋情報の講師をしておりまして座学が中心ですが、今回はグループワークで受講生が主体の講座なので、私自身にも新鮮な体験です。自主性を重んじる講座なので、待ちの姿勢で様子を見ながらアドバイスをしています。受講生には積極的な人もいれば、じっくり考えてから発言する人など色々なタイプがいますが、全体に真面目にやっているので新入社員とはいえ、社会人の自覚があるんだなと思います。


プログラム COBOL講座
 COBOLの授業では初心者の方が多いのですが、「理解できない人が1人も出ない」ことを念頭に入れ、昨年よりも基礎に比重を置いているので、皆さんの理解度は順調です。最初は、初歩的なことを聞いていいのか迷っている人も見受けられたので、表情やノートを書く手が止まっている人には、こちらから気をつけて教えていましたね。そのせいか、最近では質問もだいぶ出てくるようになりました。理解してくれているからか、皆さんの表情も明るくなってきました。

プログラム COBOL講座
 言語なので、経験者と未経験者で個人差があるのですが、机をよく回って様子を見て、各人に合ったきめ細かいケアをしています。ただ、最初からなんでも教えるのではなく、まずは本人に考えさせてから、やり方を教えるようにしています。仕事の時に自分で考えて行動できるように、まずは道筋を作ることを手伝っていますね。受講生のみなさんは素直にまっすぐ受け入れてくれるので、こちらもやりやすいです。


プログラム JAVA講座
 上級者・経験者クラスを受け持っています。ここではJAVAで何ができて何ができないかを体感してもらうのが目的です。結局テキストだけ出来ても意味がありません。ですので演習を多くして自分でプログラムを書くことを中心に、すぐに実務に役立つように指導しています。内容は、かなり濃く、またスピードも上げて講座をやっています。大変かとは思いますが、みなさん理解してくれています。受講生によっては家でも勉強してきて積極的に質問してくれる方もいますね。せっかくの機会なので、実践レベルを目指して修得してほしいです。

プログラム JAVA講座
私は初心者クラスを受け持っています。少し経験のある方とまったくの未経験者が半々くらいですね。講座は未経験者に合わせて進めて、基本を徹底的にやっています。また、ある程度できる受講生には追加課題を出すなど、レベルに合わせた対応をしています。仲間同士で聞きやすいように机の配置を考慮した効果により、お互いにわからないところをサポートしていますね。皆さん、積極的で質問も出ていますし、コミュニケーション力もついてクラスの雰囲気はとても良いです。この講座を通して、全員が理解してプログラムの基礎が書けるように進めていきます。


システム化計画
システム化計画とは、企業の経営戦略や業務の効率化を実現するために作成される情報システムの開発計画のことです。企業経営者目線(システム化の真の狙い)で追いかけることで、システムの上段に何があるのかを理解してもらうのが狙いです。この講座では特にロジックをしっかり身につけてもらいたいので、インプットした情報を有効にアウトプットすることで、何ができるかを考えてもらいます。グループワークで行いましたが、休憩時間に入っても討議しているぐらい、受講生には熱心でやる気を感じました。これからが楽しみです。


情報処理システム一貫体験実習
情報処理システム一貫体験実習は、提示された企業モデルの分析により課題を抽出し、さらに、その課題を解決するためのシステムを開発する演習で、いわばOff-JTの集大成。企画設計力、プログラミング力、プロジェクトマネジメント力や業務の知識など、この研修のコンセプトであるテクニカル・スキル、ヒューマン・スキル、コンセプチュアル・スキルのすべての要素が含まれています。実際の仕事の流れを掴む上でも重要な講座です。



発表会
6月29日、成果発表会が行われました。多くの企業の上司、先輩方がお越し下さり、受講生にとっては緊張感の高まる雰囲気でしたが、どのチームも堂々と発表し、今までのOff-JTの成果を見せてくれました。


最終日講座
最終日、午前中の講座では、まず今までのOff-JTのまとめやOJT目標設定、社会人の心得、また新入社員として失礼のない身だしなみの講座などを行いました。これからOJTへと旅立つ受講生にすぐに役立つ内容で、受講生も真剣に耳を傾けていました。

閉講式
そして午後から閉講式。本校校長・鳥居高之校長より修了証授与や受講生から武次靖雄委員長へ意気込み宣言など、滞りなく無事閉講しました。この後、各社に戻りOJTが開始されます。